■ 約1ヵ月ぶりの更新です。この1月の間事務所・サービス工場の移設に追われていました。「別れ」とは元の施設の解体引渡しの事です。地主の都合で更地として明け渡す事になり、約17年間に渡り慣れ親しんできたE&A Club Houseとお別れする事となりました。そもそも私と副田氏の出会いはこのClub Houseの構想・デザインが始まりでした。当時まだヤナセの営業マンだった副田氏は独立後の営業拠点として発起され、バイク仲間・車仲間の溜り場として、共通の趣味の仲間の交流の場としてのClub Houseを立ち上げました。ユニットハウス8棟で構成されたオープンテラス様式の施設は当時東大阪トラックターミナル中で異彩を放っていました。今回の解体にあたりユニットハウスは分解され仲間の元に散って行き、4月17日現在跡形も無くまったくの更地となりました。どのような別れであれ「別れ」は常に寂しさ・せつなさの伴う感慨深いものですね・・・(涙)
■ E&A Club Houseはオープンスペース故に野良猫達も自由に出入りしていました。近所の誰かが餌場を設けてもそれも好かろうとあえて放任していました。ある時など正月明けに来てみると、スーパーセブンのトノカバーの中で猫が出産していたなんて事もありました。
忙しい引越し作業中でも彼等はいつも通り入れ替わり立ち代り姿を見せていましたが、その中に気になる一匹の新顔が現れたのです。若い雄猫で少し痩せていて右後足を痛めているらしく酷くビッコを引いて、何かを訴えるように大きな声で啼くのです。怪我さえ無ければ別段気にも留めないのですが、もう2三日もすれば重機が入って解体も始まると言うのに・・・
そのうち徐々に向こうの方から近づいてきて、私たちの側を離れなくなりました。顔を合わす度にニャ~ンと何かを訴え、哀れで仕方なく少し餌を与えるとガツガツと瞬く間に食べてしまいました。とてもお腹が空いていたようです。足もプランプランで骨折しているかの様でした・・・
安易に野良猫に手を貸してはいけません。その時は責任を負う覚悟で行わなければなりません。でもあまりにも痛々しくて可愛そうで・・・結局副田氏は「依りによってこんな時に、でもこれも何かの縁、神様がセットした出会いやな!」と飼う事を決断しました。飼うに当たり私の甥のペット病院にて徹底的に診断してもう事になりました。心配だった猫エイズも白血病も共に陰性、足は骨折では無く猫の爪が深く入った為の骨の炎症であり、抗生物質の投与で徐々に回復するであろうとのラッキーな結果に・・・晴れてE&Aのスタッフになりました。
名付けて「EVO」、とても人懐っこく甘えた猫の「エボ」君です・・・宜しく!
・・・お前は超ラッキーな猫やな! (六)